2021年買ったものを振り返る
早いもので2021年も終わりを迎えようとしています。
買ったものを通して2021年を振り返りつつ、来年のお財布の紐を締めていきましょう。
目次
前置き
そもそも誰おまえ
こんにちは、やすけです。
普段はApple製品やPCなどのガジェット関連、VRChatについて主に末代で怪文書を垂れ流しています。好きな食べ物はシナボンです。
末代に出没するようになったのは2020年の夏頃。
去年の末代アドカレのほたのデスク改造記事に出てくるジト目狐巫女だったりします。
なにこれ
●オタクがよくやる今年買ったもののまとめ。
怪文書生成も考えたけど、アドカレ初参加でそれをする勇気はなかった。
●ガジェット関連でまとめました。
そもそも今年の目立つ買い物はガジェットばかりでした。
●ほぼ時系列順。
ただ、話題の散逸を避けるために複数月でまとめています。
※一部画像にはAmazon(アソシエイトリンク)が含まれます
1月〜2月
Belkin BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charger with MagSafe
MagsafeとApple Watchの充電、更に台座にはQiが内蔵されていて同時に3台充電ができる優れもの。ケーブルが一本で済んで デスクもスッキリして気に入っています。
3月〜5月
VRChatをするために一からPCを組みました。自作は初めてだったのですが悪いオタクのプロデュースのせいで構成も予算もめちゃくちゃになりました。
O11 Dynamic mini ホワイトの見た目に一目惚れしたので、白基調で組むことに。
また、前述のとおりVRChatをプレイするのが目的なので、グラボはRTX3080。
CPUは価格と性能のバランスからAMD Ryzen 9 3950Xにしました。
スペックをVRChatに合わせたので、Adobe LightroomでのRAWの編集・現像のスピードも爆速になって快適です。 (プログレスバーの表示が出ないぐらい早すぎていつまで経っても始まらねぇなとイライラしてた)
PCまわり
ケーブルを憎むオタクの影響を受けて、デスクからケーブルを極力排除・隠蔽しました。
マウス:Logicool G304
キーボード:ThinkPad トラックポイント キーボード Ⅱ
ディスプレイ:Lenovo L28u-30
PC同様、白基調で揃えましたが、キーボードだけは無理でした。
G913 TKL Whiteも検討しましたが、Macbookの薄型ペチペチキーボードに手が調教されており、また頻繁にキーボードの場所を移動させるため、あまり重量感の無い方が嬉しいこともあり、トラックポイントキーボードⅡに軍配が上がりました。(充電がmicro Bというのもマイナスポイントでした。)
白基調のサウンドバーってエントリーモデルか、BOSEの10万超の大きいモデルの両極端でほとんど選択肢が無いのでこれから増えていって欲しいところ。
Valve Index & VIVE Tracker3.0 ×3個
VRChatを初めて体験したのがValve Indexのフルトラッキングとかいうバケモン環境のせいで一撃で沼に落とされたので、そのまま同じ環境を構築することに。
ちょうどIndexと同時にトラッカーを買おうと計画していた矢先にトラッカー3.0の発表があったため、そちらの発売を待ってからフルトラッキングデビューとなりました。
少し重めでケーブルの取り回しに苦労しますが、高精細・高フレームレートのディスプレイに指トラッキング対応のコントローラでプレイするVRChatは最高。現実に帰ってこれなくなります。
Wifiが遅くなることが増えていたので(4G回線のほうが速いときもあったぐらい)、ネックになっていた6年使用したルーターを買い替えました。
接続機器が増えたこともあり、接続台数が多いもので、かつWifi6対応のものを探しました。
無線でも安定して速度が出るようになったので、VRChatをプレイするときも無線で接続しています。(せっかく買った7mのLANケーブルがもうホコリまみれ)
6月〜8月
echo dot with clock
前述のルーターを買い替えてからGoogle Nest miniの接続がリセットされる事態が頻発するようになりました。
いろいろ試しましたが結局治らず、何度設定し直しても、朝あわてているときに「OK Google、電気消して!」と言い終わる前に「Wifiネットワークがみつかりません。」とかぶせて言ってくる日常に嫌気が差してAlexaに浮気しました。
echo dotになってからは接続が切れることなく、安定して返事を返してくれます。
9月〜10月
9月と10月といえばiPhoneをはじめとしたApple新製品発表の時期ですね。やっぱり今年も買いました。
iPhone 13 Pro
iPhone 12 Pro パシフィックブルーからの乗り換え。
パシフィックブルーが濃いめのカラーリングだったので今回は淡めの色合いにしようと思ってシエラブルーと迷いましたが、青系統が続くよりは心機一転しようとゴールドにしました。
一番の進化は個人的にマクロへの対応。食べ物やガジェットを接写しようとしてもピントが合わず、泣く泣くベストショットを諦めたり、カメラを用意することがありましたが、マクロ対応によりたいていのものはiPhoneで撮影できるようになりました。
iPad mini 5 を持っていましたが、対応するApple Pencilは第1世代だし、端子はLightningで拡張性に欠けるしであまり積極的には使えず放置気味に。結局、夏に手放してしまいました。
そんな感じだったので発売してすぐには購入しませんでしたが、いざ店頭で触ってみると欲しくなったので買っちゃいました。
それまでiPad Proをリュックに入れていましたが、小さなバッグにmini6を入れて出かけるようになりました。ついでにバッグもボロくなってたので買い替えました。
AirPods 第3世代
寝るときに着けるイヤホンとして初代AirPodsを使っていましたが、バッテリーもへたってきたし買い替えました。
詳しくレビューした記事もあるのでよければこちらもどうぞ。
幼少期に初めて食べたシナモンロールがシナボンだったので、ほかのどんなシナモンロールを食べても物足りなく感じる呪いにかかっています。
住んでいる地域に店舗がないため、新幹線に乗ってまで食べに行こうかと思っていたら期間限定のオンラインショップが始まったので買い込みました。
途中で食べきってしまったのでさらに2回追加購入。
加えてこの記事の公開前に出張販売があったのでまた購入しました。中毒性が高すぎる。
早く近くにできてくれ〜〜〜〜
どうやらできるっぽいので大騒ぎしています。狂う〜〜〜!
CPUクーラー:Corsair iCUE H100i ELITE CAPELLIX White
10月ごろ CPUの温度がなにもしてないのに80℃ぐらいで張り付いて、ファンが猛烈に唸りだしました。どうやらCPUクーラーのラジエーターが詰まったっぽくて冷却できていなかったようです。
オタク推薦のCorsair iCUE H100i ELITE CAPELLIX Whiteに入れ替えて無事に解決。しかも光るところが増えて嬉しい。
PCバラすついでにSSDも増設して、外付けHDDに保存していたデータをすべて内蔵型に移行できました。
11月~12月
メモリ:Corsair DOMINATOR PLATINUM RGB White 3200MHz(16GB×4)
CPUクーラーを入れ替えた日の晩、事の顛末をVRChatで喋っていたら「メモリも変えないか?」と悪魔が声をかけてきました。
お友達価格で安かったので購入を決め、見た目そのままで32GB→64GBになりました。
KIWI Valve Index VR USBラジエーターファン
Index使ってると結構熱くなってくるので、もっと早くに買っておいて良かったかも。
ノイズに関しては個体差が大きいようですが、フレンドと話してても気にならないようなのでハズレではなさそう。スイッチでオンオフ切り替えられるので、どうしてもノイズを入れたくないときはオフにできるのもいいですね。
Samsung 980PRO 1TB + ORICO NVMe M.2 SSDケース
PCのメインストレージのクローンバックアップ用に購入。
クローンなので一応同じモデルで揃えました。2枚目の980PROはさすがにお財布イタイイタイ。
外付けのケースは放熱性の高いアルミケースで、かつデザインも悪くないのでORICO製を選びました。
CableMod製スリーブケーブル
微妙な見た目だったスリーブケーブルも変えようということでCableModのケーブルを買いました。う〜んキレイ。
ASUSのマザボに同封されているはずのCableModの割引クーポンがなぜか見当たらなくて号泣しながら定価で購入しました。
もう十分な見た目とスペックになったと思うので当分PCはいじらないと思います。(フラグ)
あとがき
PCとVRで財布も性癖もグチャグチャにされた一年でした。
来年はiPad ProとApple Watch、Macbookの買い替えが控えてるので、レックウザになって空気中のチリや水分を食べて生活していきます。
明日の記事はWaoさんです。
AirPods (第3世代)を買いました
2021年10月19日発表、26日に発売されたAppleの『AirPods (第3世代)』を購入したので自分なりに感じたことを第1世代およびAirPods Proとも比較しながらレビューしていきます。
購入の経緯
インイヤー型のAirPods は耳への圧迫が少なく睡眠用に愛用していましたが、さすがに第1世代のバッテリ劣化および無線充電に非対応という点からそろそろ買い替えを検討していたところでした。
第2世代を購入しても良かったのですが、「Qi対応ぐらいで買い替えるのもなぁ」と消極的であったことに加え、第3世代のリークもちらほら出てきていたので第3世代の登場と同時に買い替えとなりました。
外観・デザイン
デザインは今までのAirPodsシリーズを踏襲したシンプルなホワイト一色。
AirPods Proからイヤーチップを取り払ったような見た目です。
ステムの短縮化と本体部分の形状の変更によりPro同様、横長のケースになりました。
ケースのサイズ自体は今までのものと縦横比が変わっただけでほぼ同じです。
使ってみてわかる着実な進化
装着感の良さ
これまでのAirPods (EarPodsも含めて) も装着感はストレスフリーなものでしたが、第3世代は着けている感覚がほとんどありません。むしろ無さすぎてちゃんと着けられているか不安になるレベル。それでいて頭を振っても外れそうにはありません。
重量は4gから4.28gと若干増加していますが、ステムが短くなり重心が上がったからか体感では軽くなったように感じます。
音質の向上
音に関して詳しくはないので詳細なレビューはできませんが、第1世代に比べて音質ははっきりと向上を実感できます。
第2世代には搭載されていなかった、
・アダプティブイコライゼーション
・高偏位Appleドライバ
・ハイダイナミックレンジアップ
・空間オーディオへの対応
これらの威力は絶大で、特に低音で顕著に差が表れました。しっかりと低音が響き、それぞれの音域が潰れて混ざることなくクッキリとした印象を受けます。
さすがにアクティブノイズキャンセリング搭載のAirPods Proには敵いませんが、Proに近い音質になったのではないでしょうか。
Magsafe対応が素敵
まさかAirPodsがMagsafeに対応するとは。
わたしはBelkinの『BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charger with MagSafe』を使用しており、AirPodsもMagsafeで充電できるようになったのは非常に魅力的。
やはり単なるQiでは位置合わせに気を使ってしまいますが、その点Magsafeはくっつけとけば間違いなく充電はできるので気楽です。
AirPods Proとの距離が近くなりすぎた
空間オーディオやアダプティブイコライゼーションなどのオーディオテクノロジー、ステムの短縮化と感圧センサーでのコントロール、耐汗耐水などAirPods Proと同等の機能が数多く追加され、第3世代とProの差は主にアクティブノイズキャンセリングぐらいとなりました。
第3世代AirPodsはAirPods Proに近づきすぎて「ほぼPro」になってしまい、値段設定を考えると中途半端な立ち位置になってしまっているように思います。
23800円出すなら、もう少し頑張ってアクティブノイズキャンセリング搭載のProを購入したほうが満足感が高いと思います。
それこそMagsafeが必要なければ、Amazonやコストコで値引きされているMagsafe非対応ケースのAirPods Proが25000円程度、なんと第3世代との差額2000円弱で売られているので断然Proを買うほうがいいでしょう。
次世代のAirPods Proがさらに進化して第3世代を突き放してくれることを期待するばかりです。
おわりに
寝るとき用として購入しましたが想像以上に音質面の強化があり、AirPods Proから第1世代に着け替えた時の音質の差へのガッカリ感は無くなりました。
インイヤーで長時間つけていても耳に負担がかかりにくいので、自宅ではAirPods Proに代わって第3世代AirPodsを使用していこうと思っています。
VRChatのアバター改変に役立つツール個人的まとめ
VRChatのアバター改変で便利なUnityで使えるツールのまとめです。
2021/09/24 Published
2021/12/05 VRChatThumbnailer 2020を追記
2022/08/22 いろいろ追記・更新
Hierarchyを見やすくする
VRCHierarchyHighlighter
Custom Hierarchy for Unity
表情アニメーション作成・設定する
VRCAvatarEditor beta
シンプルで使いやすい。
ComboGestureExpressions for Avatars 3.0 + ExpressionsEditor
左右の手のジェスチャーの組み合わせでさらに表情を追加できる。
編集中、変化させている部位(シェイプキーの値が変更されているBlend Shapes)がハイライトされる機能付き。
衣装を着せる
Avatar Tools
ボーンを統合して衣装を着せるツール。
基本的にボーンを操作できるのはBlenderぐらいなのでUnityでボーンを増やさずに服を着せられるのは非常に強い。
改変版 AvatarTools VerEx.0.5.1
上記のAvatarToolsの改変版。元になったバージョンは古いですが、ボーンロールが不一致でも修正して修正するなど本家にはない機能が追加されており、本家でうまくいかないときに使うと解決することがあり重宝しています。
アバターを切り替えずに「早着替え」する
Magical Dresser Inventory System
服の変更時にシェイプキーの値も同時に変更できたり、エフェクトをつけたりと高機能。
Radial Inventory System V4
シンプルで使い方も簡単。
そのほか
CopyComponentsByRegex
構造が同じ場所にあるコンポーネントを一括でコピーしてくれます。
Blenderで編集したfbxからつくったprefabに再度PhysBoneを設定するときに使っています。
BoundsUnificator
BoundsとAnchorOverrideを統一して一括変更してくれるツールです。
めちゃくちゃ便利。
All_PB_Changer
PhysBoneの各種パラメータを一括変更できます。
DynamicBoneからPhysBoneに自動変換した際の"IsAnimated"をオフにできるなど便利です。
WriteDefault切り替えツール(WriteDefaultChanger)
VRCQuestTools
簡単にQuest対応アバターに変換してくれます。
アバターを複製して設定できるので、わざわざUnity Projectを分けなくてもいいのが楽ですね。
あーだこーだ調べて悩むより、ツール使ったほうがうまくいきます(実体験)。
もちろんバックアップは取っておきましょう。
【VRChat】アバターの頭と身体の明るさが合わないときのチェック項目
2022/01/29 更新(SceneLights Hi-Cut Filterについて)
2022/08/22 更新(BoundsUnificatorについて)
VRChatをやっているとワールドによっては頭と身体、また服の明るさが合わないことがあります。
そんなときのチェックすべき項目について、備忘録として書き残しておきます。
また、頭と身体だけでなく、服の設定も一緒に合わせておくと服だけ明るい or 暗いという問題も解決できます。
大抵は色が違うというより、明るさが一致していないために起こるので、そのあたりの設定を見ていくことになります。
※ 解決重視なので正確性を欠く表現があります。
※ すべての項目に対して解説できているわけではありません。
なお、わたしの場合はAnchor Overrideの統一とUnlit Intensity値の統一で解決しました。
- Anchor Overrideを統一する
- Unlit Intensityの値を一致させる (UTS2の場合)
- SceneLights Hi-Cut FilterをActiveにする(UTS2)
- そのほかの方法
Anchor Overrideを統一する
アバウトに言えば光の当たり方の基準の設定です。詳細な説明は省きます。
設定されていなかったり、異なる部位を参照している場合はどこか適当なオブジェクトに統一させましょう。
Anchor Overideの設定のために用意された「Anchor Target」があればそれを、なければArmatureの子階層にある「Hips」でも設定しておきましょう。
なお、"BoundsUnificator"というツールを使用すれば一括でAnchor Overrideを設定できます。
Unlit Intensityの値を一致させる (UTS2の場合)
シェーダーがUnityChanToonShader ver2 (UTS2)の場合、マテリアルの設定項目を開いた下の方にある、Environmental Lightning Contribution SetupsのUnlit Intensityの値を一致させておきます。
ShaderがUTS2のマテリアルの設定を▶から開いて......
一番下にEnvironmental Lightning Contribution SetupsのUnlit Intensityが見つかるはず
1 or 1.5 or 2で設定しておきましょう(だいたいこの3つのどれかの値が多い)
SceneLights Hi-Cut FilterをActiveにする(UTS2)
アバターが明るすぎる(白飛び)するときにチェックしましょう。
Activeにすると白飛びを抑制してくれます。
前述のUnlit Intensityの下にあります。
そのほかの方法
Direction LightsのTypeをPointに変更する
(Hierarchy) Directional Light > (Inspector) Light > Type > Point
これで解決したという報告を見かけたので掲載。
Shaderを変更する
どうしてもダメならShaderの変更を。
テクスチャの色を合わせる
これはもう明るさではなく、そもそも色が合っていない場合。
テクスチャを編集して色を合わせましょう。
Google FitのデータをiOSのヘルスケアに移行しようとして諦めた話
この記事の続きになります。
Google Fitに書き込まれたデータ(iOSヘルスケアには書き込まれていない)をエクスポートし、ヘルスケアにインポートしようと試みましたがうまく行かず、諦めた話です。
同じようなことを考えている方がいらっしゃると思うので、わたしが試した内容を記録しておきます。何か良い方法があれば教えてください。
・Google FitのデータをGoogleデータエクスポートを利用してエクスポート
・Appleヘルスケアに直接インポートする機能はないので、ヘルスケアと連携機能のあるサードパーティ製アプリにインポート
・Garmin connectにはインポートできなかった
・Stravaはワークアウトのデータはインポートできるが、30日前までのデータまでしかiOSヘルスケアに書き込めないのでデータ移行という観点からは×
・心拍数などのデータ移行の方法が不明
前回の記事のおさらいになりますが、iOS版Google FitはiOSヘルスケアからデータを読み取るだけで、Google Fitに入力したデータはiOSヘルスケアには反映されません。
なので、Google Fitに入力したデータをiOSヘルスケアに移行させてiOSヘルスケアで一括管理しようと思ったわけです。
・アクティビティ(ワークアウト)
・体重
・心拍数
・歩数
・睡眠ログ
です。
すなわちこれらのデータが移行対象となります。
Google Fitのデータをエクスポートする
Google FitのデータはGoogleデータエクスポートの機能を使えばエクスポート可能。
申請してから半日ぐらいでダウンロード可能になりました。
ヘルスケアにインポートする
エクスポートできたら、次はインポート。
そもそも
iOSのヘルスケアにインポート機能が実装されていないため、直接のインポートは不可能です。(できるならわざわざこんな記事書かない)
なので、
ヘルスケアに書き込みのできる連携アプリに対してインポートすればいいのでは?
Google Fitからエクスポートしたデータはいくつかありますが、まずはアクティビティ(.TCXファイル)を移行させていきます
Garmin connect
まず試したのはGarmin connect。TCXファイルのインポートが可能ということですがエラーを吐いて終了です。
Strava
Garmin connectではインポートできなかったので次はStravaでやってみます。
"25MB以下の.tcx、.fitまたは.gpxの複数ファイルに対応。25ファイルまでお選び頂けます。"
ということなので.tcxをインポートします。
※25ファイルは同時にアップロードできるファイル数であって、アカウントのインポートできるファイル数の上限ではありません。
必ずインポートする前にHealth-Related Dataを許可しておきましょう。これを許可しておかないとカロリーや心拍数のデータが取り込まれません。
取り込んだ結果がこちらの画面。
Google Fitのデータと一致しています。心拍数の推移もバッチリ。
これはいけた、と思いきやヘルスケアに反映されていません。
StravaのiOSヘルスケア連携のページをよく読むと
"直近30日間のアクティビティが表示されます"
わたしは2年前のアクティビティのデータを移行させたいんだよ...
この後、30日以内のデータを作成してインポートしてみるとヘルスケアに反映されて、31日前のデータで試すとやはり反映されずダメでした。
心拍数や体重のデータ移行
やり方が思いつきませんでした。(力尽きた)
おわりに
誰か助けてくれ
手動ではやりたくない
iOS版 Google Fitの仕様に泣いた話
わたしのような人をこれ以上増やしたくない
こんにちは。
前回iOSのヘルスケアアプリについて延々と書きましたが今回はiOS版Google Fitの話。
元々わたしはiPhone + FossilのWear OS搭載スマートウォッチを使用していました。
Apple Watchよりもデザイン優先でFossilのジェネレーション4を使い始め新型の5に乗り換えた
Wear OSで心拍数やワークアウトの記録ができるのを知り、iOS版のGoogle FItをインストールしてスマートデバイスでの健康管理を始めました。
シンプルなデザインで記録も簡単、いいアプリです。
いろいろあってApple Watchに乗り換えてiOSのヘルスケアでの管理に移行することになったんですが、ここで悲しい事実が。
iOS版Google Fitに書き込まれたデータはヘルスケアに連携されない
ヘルスケアとの連携あるってアプリの説明にはあったはずなのにヘルスケアにデータが残っていないんですよ。
ヘルスケアのデータの読み取りはするが、ヘルスケアに対して書き込みはしない。
さらに言えば、
Wear OSで取得されたデータはGoogle Fitに対して書き込みを行うので、これもヘルスケアには書き込まれない。
図にするとこういうことに。
それまで記録してきた心拍数、体重、ワークアウトの記録はGoogle Fit上にのみ記録されているので、Google Fitのアプリでしか確認できないわけです。
iOSのヘルスケアに記録されたデータは読み込むので連携はしてるっちゃしてるんだけど...
こんなことってある?
次の記事はGoogle Fitに幽閉されたデータをAppleのヘルスケアにデータ移行しようとして断念した話になります。かなしい。
Appleの"ヘルスケア"を使いこなす
使いこなせたらいいな。
iPhoneに入ってるけどいまいち活用できてないランキング上位に食い込むであろう"ヘルスケア"を攻略してみんなで健康になりましょう。
※この記事はiOS14.6時点で書いています。
そもそもヘルスケアってなんなの
あなたの健康のデータベースです。
健康に関する大切な情報へのアクセスとその管理が、今まで以上に簡単に。
ヘルスケアアプリは、iPhone、Apple Watch、そしてあなたが使い慣れている他社製アプリからデータを集約。便利な一つの場所であらゆる情報をチェックできるようにします。健康の長期的な傾向を見ることも、幅広いデータの一日ごとの詳細をチェックすることもできます。
(Appleから引用)
Appleのことだからどうせよく分かんないことを書いているんだろうと思ってHPを見たら、書こうと思っていたことが一行目に書いてあったのでやる気が5%になってしまいました。残りは誰か書いてくれ。
iOSのヘルスケアはAppleの言うように「データベース」です。ヘルスケアに関するデータを一括管理する保管庫のようなものです。
この認識を持ってからはヘルスケアとの付き合い方が分かってきました。理解のある彼くんになりましょう。
ここでもう一度言っておきますが、あくまで「データベース」です。
夜にヘルスケアを開いて「今日はどんな感じだったのかなぁ〜」って閲覧するようなU Iではありません。クソみたいな見た目です。本当に酷いので大抵の人は数回起動してそのまま二度と使用しなくなります。
ただポテンシャルは十分すぎるぐらいにあるのでせっかくだし使っていきましょう。
ヘルスケアは連携アプリで活用する
ヘルスケアには連携アプリが数多くあります。
Sleep Meisterとか使ってる(使ってた)人多いんじゃないでしょうか。
連携アプリにデータを入力するとヘルスケアにもデータが書き込まれていきます。複数の連携アプリを使うと様々なデータがヘルスケアに集積されていくわけですね。(睡眠トラッキング、ワークアウト、摂取カロリー、体重など)
連携アプリで取得したデータの一括管理の場を提供しましょうっていうのがヘルスケアアプリで、連携するために開発者にhealth kitを提供しているわけです。
閲覧に適したUIでヘルスケアのデータを読み取って傾向を分析してくれるアプリとかもあります。FitPortとか。こうなったらもはやヘルスケアアプリはホーム画面に置いておく意味ないんじゃないの。
わたしは "閲覧用アプリとして" Google Fitを使っています。
"閲覧用アプリとして" とダブルクオーテーションでくくったのは理由がありまして。
(また今度これに関する記事を書く予定です。)
Google Fitの仕様に気づかなくて泣いたわたしのような人を増やしてはいけない。
Apple Watchもヘルスケアに対応した、自動でデータ取得と書き込みを行ってくれるアプリと思えばOK。
ここまでの話を図解するとこうなります。
なお、連携しているアプリなどの情報は各データページの一番下に「データソースとアクセス」にあります。
また、「すべてのデータを表示」にはこれまでの全データの履歴が確認できます。
ヘルスケアアプリを使っていく
ヘルスケアは見にくいと冒頭で散々書きましたが、せっかくだし使いたいという方もいると思います。とにかく全部のデータに目を通したいという方はヘルスケアを使う方が良いでしょう。
......まぁなんだかんだ使っていると慣れてくるもんです。多分。
まずは画面一番下の概要とブラウズから。
概要は「よく使う項目」、「ハイライト」の二つから成ります。
「よく使う項目」はいわゆる「お気に入り」で、各項目のオプションにあるよく使う項目に追加で★をタップすると追加されます。特に目を通しておきたい項目を入れておくと良いでしょう。
わたしの場合、アクティビティ、ワークアウト、取り込まれた酸素のレベル、心拍数、睡眠、体重等を登録しています。
「ハイライト」は最近の数日〜1週間の推移を表示してくれます。見にくすぎてわたしは見てません。おわり。
「ブラウズ」は全データへのアクセスルートです。
カテゴリ分けされており、よく使う項目に登録していない項目を見るときに使います。
ヘルスケアの入力項目
ここで一旦ヘルスケアに入力できるデータをいくつか見ていきましょう。
アクティビティ
歩数、ワークアウト、エネルギー、スタンド時間、上った階数、エクササイズ時間などが含まれます。Apple Watchのアクティビティもここです。
運動の記録はワークアウトに記録されていくので、運動の記録をメインにすると最も使う項目じゃないでしょうか。
バイタル
心拍数、取り込まれた酸素のレベル、体温、血圧、血糖値、呼吸数などが含まれます。
バイタル変化は重要なので積極的に活用していきたいところですが、ヘルスケアアプリはその大事な推移が見にくくてしょうがないので閲覧は別のアプリ使った方がいいと思います。
睡眠
Sleep Cycleとかの睡眠トラッキングアプリを使った方がいいです。
AutoSleepはApple Watchつけて寝るだけで勝手にトラッキングしてくれて便利なのでわたしはこれを使っています。
症状
医師に見せるときに使うんでしょうかね。下痢やめまい、息切れ、吐き気など様々な症状が列挙されており、それぞれ評価できるようになっています。項目によって評価段階が異なりますが、多くは「なし」、「あり」、「軽度」、「中度」、「重度」の5段階で入力できるようになっています。
・・・「あり」っていります? 症状あるんだったら軽度〜重度で評価すると思うんですけど。
診療文書(ヘルスケアレコード)
これはおそらく日本では行われていないサービスなので無視しても構いません。医療機関のカルテとデータをやりとりするものです。詳細はAppleのページを読んでください。
iPhone や iPod touch でヘルスケアレコードを表示する - Apple サポート
その他のデータ
・UV指数:どうやってデータ取るんでしょうか、知っている方教えてください。
・血中アルコール濃度:いますぐApple Watchで計測できるようにしてくれ
・性行為:避妊の有無まで記録できるって知ってました?(オナニーの記録にも使えるのでは?)
ヘルスケアデータの書き込みはショートカットを使え
データによってはヘルスケアアプリに直接入力をすることがあると思います。
体温や体重、血圧などがそうじゃないでしょうか。
・・・が。
ヘルスケアアプリを使い始めた頃は意気揚々とデータを入力していくわけですが、だんだんと入力画面へいくまでの大量のタップ数に嫌気がさしてめんどくさくなり三日坊主になった人はユーザーの95%でしょう。残りの5%は強靭な忍耐力の持ち主です。
例えば、ヘルスケアアプリを起動してから体重を記録するまでに、ブラウズ→身体測定値→体重→データを追加と4回もタップしないといけません。
その間もスクロールやタップするために視点が移動しまくるのでややこしさに拍車をかけています。
入力までに手間がかかるUIは確実にやる気を削ぎます。
Apple社員は忍耐力のある人しかいないのでしょうが我々には厳しい。
ヘイトを書き連ねていてもしょうがないので本題に戻ります。
iOSにはショートカットというアプリが存在します。こいつを使えばホーム画面からワンタップでデータを入力することが可能になります。
※ショートカットアプリがヘルスケアに書き込みできるよう許可しておく必要があります。
項目の一番下の「データソースとアクセス」からいけます。
※ショートカットのURLを共有していますが、受け入れを許可しないと読み込めないので注意してください。
例えば体温を入力するショートカット。
ショートカットを起動して数値入力すればもう記録は完了!
ちょっと応用してみましょう。
最近の体重計(体組成計)は体重と同時に体脂肪率も計測してくれます。
ヘルスケアアプリにはBMIや除脂肪体重の項目もあり、BMIも除脂肪体重も計算で出る値なのでついでに記録しちゃいましょう。
BMIは
で計算される肥満度の指標です。
身長は基本的に大きく変化しませんから体重を測るだけでBMIのデータも取得できます。
同様に除脂肪体重も算出しましょう。
除脂肪体重は体重から脂肪の重量を除いた重量で、筋肉、骨格、内臓の重さの合計になります。(=同じBMIの人でも除脂肪体重が重い人はより筋肉量が多い。)
計算式は、
体重計が体重と体脂肪率を表示したらこのショートカットを起動しましょう。体重と体脂肪率を入力すればBMIと除脂肪体重も算出して同時に記録するショートカットです。
※画像2枚目、BMI計算過程の0.00のところは自身の身長(m)を入力してください。
ワークアウトもショートカットで入力する
ワークアウトもショートカットで簡単に入力できるようにしてしまいましょう。
リングフィットアドベンチャーの記録をつけるショートカットを作りました。
リングフィットアドベンチャーでは終了時に継続時間、カロリー、距離が表示されるのでそれを基にデータ入力します。
はじめに日付の調整をかけていますが、これはショートカットでワークアウトを入力した際、
「ワークアウトの開始時刻はショートカットを起動したタイミング、終了時刻はそこからワークアウトを継続した時間分経過した時刻」
とする仕様を補正して、実際にワークアウトを始めた時刻と終了した時刻に合わせるためのプログラムです。時刻のズレが気にならない方はスルーで構いません。
データのインポート・エクスポート
ヘルスケアのデータはxml形式でエクスポートできます。
できるんですけど、このデータをどこにインポートできるのかわたしは知りません。
そもそもこのヘルスケア、インポートする手段が存在しないのでエクスポートしても他のiPhoneにヘルスケアのデータを移行するってこともできません。 (このデータを移行するアプリはあるにはありますがOSレベルでサポートしてません。)
...なんのために存在しているの?
おわりに
こんなに長くなると思わなかった。
ヘルスケア、まだまだ伸びしろがあると思うのでAppleさんはもっと見やすく、もっと使いやすいようにアップデートしていってください。
iOS15では期待してますよ。