AirPods (第3世代)を買いました
2021年10月19日発表、26日に発売されたAppleの『AirPods (第3世代)』を購入したので自分なりに感じたことを第1世代およびAirPods Proとも比較しながらレビューしていきます。
購入の経緯
インイヤー型のAirPods は耳への圧迫が少なく睡眠用に愛用していましたが、さすがに第1世代のバッテリ劣化および無線充電に非対応という点からそろそろ買い替えを検討していたところでした。
第2世代を購入しても良かったのですが、「Qi対応ぐらいで買い替えるのもなぁ」と消極的であったことに加え、第3世代のリークもちらほら出てきていたので第3世代の登場と同時に買い替えとなりました。
外観・デザイン
デザインは今までのAirPodsシリーズを踏襲したシンプルなホワイト一色。
AirPods Proからイヤーチップを取り払ったような見た目です。
ステムの短縮化と本体部分の形状の変更によりPro同様、横長のケースになりました。
ケースのサイズ自体は今までのものと縦横比が変わっただけでほぼ同じです。
使ってみてわかる着実な進化
装着感の良さ
これまでのAirPods (EarPodsも含めて) も装着感はストレスフリーなものでしたが、第3世代は着けている感覚がほとんどありません。むしろ無さすぎてちゃんと着けられているか不安になるレベル。それでいて頭を振っても外れそうにはありません。
重量は4gから4.28gと若干増加していますが、ステムが短くなり重心が上がったからか体感では軽くなったように感じます。
音質の向上
音に関して詳しくはないので詳細なレビューはできませんが、第1世代に比べて音質ははっきりと向上を実感できます。
第2世代には搭載されていなかった、
・アダプティブイコライゼーション
・高偏位Appleドライバ
・ハイダイナミックレンジアップ
・空間オーディオへの対応
これらの威力は絶大で、特に低音で顕著に差が表れました。しっかりと低音が響き、それぞれの音域が潰れて混ざることなくクッキリとした印象を受けます。
さすがにアクティブノイズキャンセリング搭載のAirPods Proには敵いませんが、Proに近い音質になったのではないでしょうか。
Magsafe対応が素敵
まさかAirPodsがMagsafeに対応するとは。
わたしはBelkinの『BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charger with MagSafe』を使用しており、AirPodsもMagsafeで充電できるようになったのは非常に魅力的。
やはり単なるQiでは位置合わせに気を使ってしまいますが、その点Magsafeはくっつけとけば間違いなく充電はできるので気楽です。
AirPods Proとの距離が近くなりすぎた
空間オーディオやアダプティブイコライゼーションなどのオーディオテクノロジー、ステムの短縮化と感圧センサーでのコントロール、耐汗耐水などAirPods Proと同等の機能が数多く追加され、第3世代とProの差は主にアクティブノイズキャンセリングぐらいとなりました。
第3世代AirPodsはAirPods Proに近づきすぎて「ほぼPro」になってしまい、値段設定を考えると中途半端な立ち位置になってしまっているように思います。
23800円出すなら、もう少し頑張ってアクティブノイズキャンセリング搭載のProを購入したほうが満足感が高いと思います。
それこそMagsafeが必要なければ、Amazonやコストコで値引きされているMagsafe非対応ケースのAirPods Proが25000円程度、なんと第3世代との差額2000円弱で売られているので断然Proを買うほうがいいでしょう。
次世代のAirPods Proがさらに進化して第3世代を突き放してくれることを期待するばかりです。
おわりに
寝るとき用として購入しましたが想像以上に音質面の強化があり、AirPods Proから第1世代に着け替えた時の音質の差へのガッカリ感は無くなりました。
インイヤーで長時間つけていても耳に負担がかかりにくいので、自宅ではAirPods Proに代わって第3世代AirPodsを使用していこうと思っています。